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埼玉県、光化学スモッグ調査にドローン活用へ

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埼玉県、光化学スモッグ調査にドローン活用へ

 県は26日、全国で初めて小型無人機(ドローン)を使った光化学スモッグ(オキシダント)の調査を実施すると発表した。これまでは地上で観測していたが、上空のオゾンの濃度も計測し、発生や解消のメカニズムを解析する。

 せきや目の痛みなどの健康被害を与える光化学スモッグは、窒素酸化物と揮発性有機化合物が太陽光で化学反応し、オゾンの濃度が高まることで発生する。県内は光化学スモッグ注意報の発令日数が全国的に多く、平成20年から29年までの過去10年間で6回も年間トップとなっている。

 調査は県環境科学国際センターが30、31日にオゾンの濃度が平地よりも下がりにくい山間部にある東秩父局(ときがわ町)で実施。ドローンを使って、標高約840メートルにある東秩父局から標高1千メートルまでオゾンの濃度や微小粒子状物質「PM2・5」などを計測し、光化学スモッグの生成や解消のメカニズムを解明する。

 同センターは「今回の成果は注意報などの発令予測にも役立てられる」とドローンによる調査に大きな期待を寄せている。