産経ニュース

「食の新潟国際賞」大賞に2氏 荒井氏とヘンリー氏、健康増進へ寄与

地方 地方

記事詳細

更新


「食の新潟国際賞」大賞に2氏 荒井氏とヘンリー氏、健康増進へ寄与

 食の分野で活躍する個人や団体を2年に1回表彰する第5回「食の新潟国際賞」(同賞財団主催)の大賞に、東京農大総合研究所客員教授の荒井綜一氏(82)とシンガポール国立大生物化学科教授のジェヤクマール・ヘンリー氏(65)が選ばれた。

 荒井氏は、機能性食品の名称と概念を世界に初めて紹介し、食品機能による健康増進の国際的な普及に貢献。ヘンリー氏は、英国やシンガポールで初の機能性食品研究施設を設け、糖尿病予防の研究に寄与した。荒井氏は、「受賞に最大の喜びを感じる」とコメント。ヘンリー氏は「世界の半分は栄養過多で残りは栄養不足。貧しい人たちへの十分な食糧と栄養の供給に生涯をささげる」としている。

 このほか、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への和食の登録に貢献した村田吉弘氏(66)が佐藤藤三郎特別賞に、サハラ砂漠でアフリカの病害虫「サバクトビバッタ」の研究に取り組んだ前野浩太郎氏(38)が21世紀希望賞に選ばれた。

 同財団の池田弘理事長は「さまざまな課題の解決などに寄与したい」と各賞の意義を強調。新潟市の篠田昭市長は「この賞が新潟の食文化の発信に大事だと感じてもらえるように市も取り組みたい」としている。

 11月8日に、同市中央区の朱鷺(とき)メッセで表彰式と受賞者の記念講演が行われる。