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今年度の熱中症搬送1109人 過去最速ペース 静岡

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今年度の熱中症搬送1109人 過去最速ペース 静岡

 記録的猛暑が続く中、県消防保安課は25日、今年度の熱中症による救急搬送者(22日現在)は1109人で、平成20年度の調査開始以来最も速いペースで推移していると明らかにした。このうち、南伊豆町の90代男性▽富士市の70代女性▽富士宮市の60代男性-の3人が今月中旬、熱中症とみられる症状で死亡した。

 これまで熱中症による年間搬送者が最多だったのは25年度の1717人だが、7月まででは765人にとどまっており、7月時点での1千人超えは今年度が初めてとなる。

 また静岡地方気象台によると、今月中旬以降は平均気温が平年よりかなり高くなっており、三島(三島市)で平年を3・3度、静岡(静岡市駿河区)と浜松(浜松市中区)では平年を2・9度上回っていた。23日には佐久間(浜松市天竜区)で今年の県内最高となる38・7度を観測した。

 同日、三島では36・6度と14年ぶりに7月の最高気温を更新。同じ日に御殿場(御殿場市、33・8度)と稲取(東伊豆町、35・6度)でも7月の最高気温を更新した。

 35度超えが予想される日に出される高温注意情報は、25日まで13日連続で発表されている。同気象台では今後の見通しを「平年よりかなり気温が高い状態がさらに2週間ほど続く」と予想している。

 県の杉保聡正・危機管理監は「気象庁が今年の猛暑は命に関わる災害だとコメントしたが、県としても同じ認識でいる。災害と同じように自らの命は自ら守り、みんなで助け合うことで対応したい」と危機感を募らせている。