産経ニュース

猛暑の京都も魅力いっぱい 夏の旅キャンペーン始まる 文化財公開や維新ゆかりの地めぐるバス

地方 地方

記事詳細

更新


猛暑の京都も魅力いっぱい 夏の旅キャンペーン始まる 文化財公開や維新ゆかりの地めぐるバス

 猛暑が続く夏の京都観光を盛り上げようと、今月から9月まで実施されている「京の夏の旅」キャンペーンのオープニングセレモニーが、旧花街の島原(京都市下京区)の角屋(すみや)で行われた。門川大作市長や市観光協会の池坊専好(せんこう)副会長ら約30人が参加し、キャンペーンの成功を祈願した。

 43回目となる今年のキャンペーンのテーマは、「明治維新150年」や「京のもう一つの花街(かがい)・島原」など。揚屋(あげや)=現在の料亭にあたる=建築の唯一の遺構である角屋や置屋(おきや)の輪違屋(わちがいや)=いずれも下京区=など、普段は見学できない文化財の特別公開や、幕末維新の志士ゆかりの地をめぐる定期観光バスのコースなどを楽しむことができる。

 20日にあったセレモニーで門川市長は「島原は奥深い魅力があり、明治の激動期に生きた著名人に触れることができる。夏の京都を満喫していただきたい」とあいさつした。

 角屋は幕末、坂本龍馬や久坂玄瑞など勤王派の密議に使われた。重要文化財に指定され、現在は併設する美術館とともに公開されている。セレモニー参加者らは角屋保存会の中川清生(きよお)理事長の説明で西郷隆盛が行水に使用したたらいや、新撰組初代筆頭局長の芹沢鴨が暗殺される直前に宴会を催した部屋などを熱心に見学していた。一方、元禄年間の創業の輪違屋は太夫や芸妓(げいこ)を抱える置屋で、今も営業を続ける。