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草津町支援へ百貨店の力 高崎高島屋が来月、コラボ企画

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草津町支援へ百貨店の力 高崎高島屋が来月、コラボ企画

 1月23日の草津白根山の本白根山の噴火から半年がたった草津町は、風評被害などの影響で減少する観光客数の回復に向け、百貨店の高崎高島屋(高崎市旭町)と共同で「暑い夏は、涼しい草津へ行こう! キャンペーン」を行う。町と百貨店のコラボ企画は初の試み。再開発でにぎわう群馬の玄関口・高崎で観光客を誘導し、危機からの脱却を図る。

 「あの手、この手で対策を考えてきた。高崎の一等地にある高崎高島屋の集客力に期待したい」

 草津町の黒岩信忠町長は24日、高崎高島屋との共同会見でこう話した。

 キャンペーンは高崎高島屋で8月1日から2週間実施。店内5カ所のデジタルサイネージ(電子看板)で町のPR動画を流すほか、ポスターを掲示する。

 また、抽選会を開催し、草津町温泉旅館宿泊券や「草津3湯」(大滝乃湯、西の河原露天風呂、御座之湯)の優待券、割引券などのプレゼントを用意。町のご当地キャラクター、ゆもみちゃんの来店イベントや、草津ホテルに併設された片岡鶴太郎美術館から一部の作品を借り受け、特別展示を行う。

 キャンペーンの実施は、高崎高島屋から町に提案。客足が減る町の状況に胸を痛めた草津温泉ファンの女性従業員から声が上がったのがきっかけとなり、共同で企画を立ち上げた。

 町によると平成29年度に過去最多の約321万人に達した入り込み客数は噴火後、減少傾向が続いている。特に草津3湯の利用客数は5月に前年同月から約20%減るなど深刻な状況だ。

 一方、高崎高島屋は昨秋に全館を改装し、JR高崎駅周辺の再開発で、駅西口とペデストリアンデッキで直結されたことなどから、入店客数は前年比30%を上回るペースで好調に推移している。

 中川徹副店長は「変わらない草津町の魅力を発信し、少しでも元気にしていければ」と語った。