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東北景気「緩やかな回復」 設備投資「増加」に引き上げ

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東北景気「緩やかな回復」 設備投資「増加」に引き上げ

 日銀仙台支店は東北6県の最近の景気について「緩やかな回復を続けている」とし、昨年11月の引き上げ以降8カ月連続で判断を据え置いた。項目別では今回、設備投資を前月の「緩やかな増加基調にある」から「増加している」に引き上げ、2年ぶりに変更。公共投資は前月の「高水準で推移している」から「高水準ながらも減少している」に引き下げ。同項目の判断変更は平成27年10月の引き下げ以来2年9カ月ぶり。

 岡本宜樹支店長は「景気回復は続くという基本的メカニズムは持続している。消費は底堅く、企業生産は好調で、それを受けて設備投資が増加するという動きははっきりしている。リスク要因は米トランプ政権の保護主義的な動きなど、もっぱら海外」と分析した。

 設備投資は、製造業では新興国向け輸出が好調なITや自動車関連で能力増強投資がみられ、他地域から東北に生産移転などが行われる関連先で設備投資の動きがあるという。

 公共投資は微減傾向が継続しているが、建設業界の手持ち工事高は高水準となっており、ただちに景気に大きな影響がでる状況にないとみている。

 個人消費は東北全体の主要小売業販売額が堅調に推移。

 大阪北部地震や西日本豪雨の影響は若干の減産などが生じたものの限定的だとしている。