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「指さし」で病状伝達 栃木の市民団体が外国人向けシート

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「指さし」で病状伝達 栃木の市民団体が外国人向けシート

イラスト付で病状などが簡単に伝えられる「外国人患者用指さし確認シート」 イラスト付で病状などが簡単に伝えられる「外国人患者用指さし確認シート」

 市民団体「両毛ムスリムインバウンド推進協議会」は、外国人が医療機関などで利用できる「外国人患者用指さし確認シート」を1万部作製した。5カ国語対応で、頭痛などの症状や入院時の必要品などが一目で分かる。医療機関やドラッグストアなどに配布し、活用してもらう予定だ。

 シートはA4判カラー。「熱がある」「しびれ」「やけど」などの症状、アレルギー食品、既往症などについて日本語、英語、インドネシア語、マレーシア語、ウルドゥー語(パキスタンなど)の5カ国語で記載。人体のイラストを指さしして症状がある箇所を簡単に医師に伝えられる。

 同協議会の五箇大也(ごか・だいなり)会長(46)は「言葉の壁を越え、医師と外国人患者の意思疎通が図れれば」と話している。

 同協議会は3年前、ムスリム(イスラム教徒)ら外国人誘客を狙いに佐野市を中心に両毛地区の飲食店やJAなどで組織。ムスリム向け飲食店の増加などで同地域に外国人旅行者が増える一方、外国人労働者や旅行者が病気やけがをした際の対応が課題だった。シートは佐野市ホームページでダウンロードでき、今後、著作権フリーでアラビア語など他の言語にも自由に利用してもらう。(川岸等)