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【高校野球千葉大会】千葉商大付・宮川凱選手 「歴史に名を刻んだ」豪快一発

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【高校野球千葉大会】
千葉商大付・宮川凱選手 「歴史に名を刻んだ」豪快一発

 0-6と市船橋に大きくリードされて迎えた八回表無死一塁の場面。高めの直球を力いっぱいたたくと、打球はぐんぐん伸びて左翼席に突き刺さる2点本塁打となった。

 試合に出場したのは市船橋の猛攻で正三塁手に2回の失策が続いた三回裏途中から。守りを買われて入った途中出場の自分にバントのサインは出ず、「とにかくヒットでつなぐつもりで打ったらホームラン。びっくりしたけど、うれしい」と笑顔を見せた。

 大会2回戦でAシードの専大松戸を破るなど、打線のつながりと絶妙の投手リレーで西千葉大会の台風の目となった千葉商大付。平成26年からは染谷希一監督が在学した駒沢大の2年後輩でプロ野球・西武などで活躍した石毛宏典さんが非常勤で打撃指導を行っており、染谷監督は「石毛は(プロの視点で)自分たちの気づかないことに気づいて助言してくれる。今大会でのヒットは全部石毛のおかげ」とその指導ぶりを手放しで評価する。

 元プロの教えを吸収し、伸び伸び野球で強豪校を次々撃破してきた今季のチームを象徴するかのような豪快な一発。高校生活で初めてという本塁打の感想を尋ねると、「Aシードの専大松戸から大金星を挙げ、勢いでここまで勝ち残った。準々決勝で負けてしまったけど県野球場改修前の最後の試合でホームランなんて歴史に名を刻みましたね」と、屈託のない答えが返ってきた。 (白杉有紗)