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【高校野球山梨大会】山梨学院・相沢利俊選手 「つなぐ気持ち」で先制適時打

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【高校野球山梨大会】
山梨学院・相沢利俊選手 「つなぐ気持ち」で先制適時打

 「監督さんの指示通り、最初のストライクを右方向へ打つ気持ちでバットを振り抜きました」

 二回表、鋭いライナーが一、二塁間を抜き右前へ。先制適時打となり、チームを勢いづけた。

 決勝の朝、吉田洸二監督は「後ろにつなごう」と指示した。「自分で決めるのではなく、後続につなぐ気持ちで球にくらいついた。いい形になりました」

 甲斐市で育った。小学生の頃に野球塾に通い、家で何度も素振りをしていた。父親の貴志さんは平成元年の県大会で、駿台甲府の二塁手として決勝に進んだ。吉田高校に敗れ、甲子園の夢は果たせなかった。

 その父から決勝の直前、「笑顔になれば力が抜けるから」と励まされた。

 昨夏の甲子園。九回に代打でネクストバッターズサークルに入ったが、直前の打者で試合が終わり、打席に立てなかった。今年はレギュラーが期待されるが、力みはない。

 「今までやってきたことをやるだけ。自分のプレーをしっかりすることに専念したい」

 吉田監督も「本当に頑張り屋さん。次の主将候補」という実直な男は、甲子園でも好機の活躍が期待される。 (昌林龍一)