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湯川博士自筆の研究室日記を京大と阪大がHPで公開

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湯川博士自筆の研究室日記を京大と阪大がHPで公開

 日本人で初めてノーベル賞を受賞した物理学者、湯川秀樹・元京都大教授(1907~81年)の自筆の研究室日記が、京都大と大阪大のホームページでそれぞれ公開された。博士の自筆ノートがまとまった形で公開されるのは初めてという。

 公開されたのは、旧大阪帝国大理学部助教授だった昭和13(1938)年4~12月に記された「湯川研究室理論コロキウム記録」。

 博士は、研究室のセミナーや勉強会を「理論コロキウム」と呼んでおり、ノート前半部には計31回分の研究室活動が計算式などとともに記録されている。ノートからは、研究に没頭し議論を深めていく博士の姿がうかがえるという。

 博士は8年に旧大阪帝大講師(兼任)に就任。14年に旧京都帝大に赴任するまでの間に中間子論を発表し、24年のノーベル物理学賞を受賞した。

 日記は京大基礎物理学研究所湯川記念館史料室が保管。一般の人に科学への興味を持ってもらおうと、同史料室と阪大湯川記念室が共同で公開することを決めた。秋以降に他の研究史料も公開する予定という。