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【高校野球神奈川大会】金沢・堀井翼主将 次戦は「打線をつなぐこと意識」

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【高校野球神奈川大会】
金沢・堀井翼主将 次戦は「打線をつなぐこと意識」

 「必ず打てるようになる」。不調のときもまっすぐに己の力を信じて、努力し続けた。

 夏を目前に突然、打てなくなった。バットを振るタイミングが合わない。「どうしてなんだ」。原因究明のため、過去の試合動画を見直し、フォームを研究した。監督から「1テンポおいて打ってみろ」とアドバイスされ、実践したがうまくいかない。ひたすらにバットを振り、もがく日々が続いた。初戦でも状況は変わらなかった。そこで、思い切って大会中にフォームを戻すことにした。「失うものは何もない」。すると、急に何かがかみ合った。

 五回の1死一、二塁のチャンス。五感を研ぎ澄ませ、決死の覚悟で振ったバットでレフトに適時二塁打を放ち、2点を追加。「ほっとした」と振り返る。試合中、仲間への細やかな気遣いも見せた。八回、1点を失った場面。集中しすぎて硬くなっていた投手に、「落ち着いていけ」と声をかけると、投手の緊張がふっとやわらいだ。

 次は横浜スタジアムでの星槎戦。試合前と試合中に少なくとも1本ずつスポーツドリンクを飲むように言われており、熱中症対策は万全だ。「(次戦は)打線をつなぐことを意識する」。バットの調子も戻り、怖いものは何もない。ただ甲子園だけを見ている。