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戦争の悲惨さと平和の尊さ考えて 高松・瓦町FLAGで遺品展 写真や資料64点

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戦争の悲惨さと平和の尊さ考えて 高松・瓦町FLAGで遺品展 写真や資料64点

 戦時中の生活用品や戦争の悲惨さを伝える写真などを集めた「高松市戦争遺品展」が、同市の瓦町FLAG2階コンコースで開かれている。昭和20年7月4日の高松空襲で焦土と化した市街地の写真や、当時の暮らしを伝える資料64点を展示している。

 今年で28回目。年配の人でも訪れやすく、多くの人に見てもらえるようにと、展示場所を従来の屋内から瓦町駅改札前のスペースに変更した。

 展示資料は、市民から寄せられた遺品が中心。市は平成2年ごろから提供を呼びかけ、これまで約1万4千点以上が集まったという。

 市内の女性から寄贈を受けた写真には、ランドセルを背負う女児の姿が写っている。昭和16年4月に撮影されたもので、被写体の関係者に手渡したいとの思いから持ち込まれたものという。

 横浜市の男性が知人のアメリカ人から託された「皇軍手帖」には、香川県の住所が記載されており、遺族関係者が判明。戦争の悲惨さを伝える資料として活用してほしいと寄贈された。

 このほか、防空演習をする女学生の写真や、焼夷(しょうい)弾を使って作られた包丁、戦闘機の模様の入った幼児用のちゃんちゃんこなどが展示されており、来場者の注目を集めていた。

 市の担当者は「資料や写真から戦争の悲惨さや平和の尊さを考えるきっかけになれば」と話した。

 25日までの午前10時~午後5時。無料。