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【高校野球新潟大会】新潟・伊部達大主将 勝って感謝伝えたかった

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【高校野球新潟大会】
新潟・伊部達大主将 勝って感謝伝えたかった

 昨夏の県大会優勝校で今大会も優勝候補筆頭の日本文理を4回戦で撃破し、現実味を帯びた甲子園初出場の夢をつかむことはできなかった。「いい形で先制できたけれど、自分も含めて守備が慌ててしまい、いつも通りのプレーができなかった」。大金星で8強入りした歓喜の渦から3日後の敗戦に、唇をかみしめた。

 リードしながらもすぐに逆転を許し、点差が開き続ける苦しい試合展開。「このままでは終われない」。迎えた六回、渾身(こんしん)の力を込めてバットを振り抜き、走者2人を本塁にかえすヒットを放った。だが、文字通りあと一歩及ばなかった。

 主将としてチームの屋台骨を支え、夏の大会前には野手から「扇の要」となる捕手に転身した。「全校生徒やOBら本当に多くの人が応援に来てくれた。勝って感謝の気持ちを伝えたかった…」。最後は言葉にならず、涙が頬を伝って流れ落ちた。