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壬生城大手門をVRで再現 観光協会がCG制作、城址公園で体験も

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壬生城大手門をVRで再現 観光協会がCG制作、城址公園で体験も

 かつて城下町として栄えた壬生町では、壬生城大手門を仮想現実(VR)技術で復元したコンピューターグラフィック(CG)を制作した。壬生城址(じょうし)公園(同町本丸)ではVRゴーグルであたかも、その場にあるかのようにその姿を見ることもできる。6月の完成お披露目式に町観光ボランティアガイドらが参加し、VRを体験した。(松沢真美)

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 同町観光協会は今年3月のホームページ(HP)リニューアルに伴い、町の歴史もPRする狙いで壬生城大手門の360度画像を作製。当時の大手門を9つのスポットから再現した。

 HPをはじめ、グーグルマップの町歴史民俗資料館の説明ページに掲載。パソコンやスマートフォンで見ることができる。さらに、壬生城址公園にある同館にVRゴーグルを用意。来館者が着用して、目の前に壬生城大手門があるような形で見ることができる。

 壬生城大手門は廃城後、どのような経緯で失われたのか不明だが、足利銀行壬生支店(同町中央町)駐車場付近にあったとされている。元禄7(1694)年に壬生城主、松平輝貞が壬生城を大改修した際に造築された。壬生城には天守や櫓などはなく、将軍の日光社参の宿城の「御成門」として頑丈に造られた。2階建ての櫓門や半円形の土塁「馬出(うまだし)」など構造的にも特徴があり、城のシンボルといえる堂々とした外観を備えていたという。

 町商工観光課では「グーグルマップを利用しているので世界中で見ることができる。多くの人に壬生城を知ってもらえれば」とアピールする。