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陸上イージス配置は調査結果で判断 防衛省が秋田県・市に回答

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陸上イージス配置は調査結果で判断 防衛省が秋田県・市に回答

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっている地上配備型の弾道ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」について、防衛省は県と秋田市が出した質問状に文書で回答した。今後の地質・測量調査やレーダーが発する電磁波に関する環境影響調査の結果を踏まえ、敷地内に緩衝地帯を置く必要性も検討。適さないと判断した場合は「配置しないこともあり得る」としている。

 新屋演習場の総面積は約107ヘクタールで、市街地側は住宅街やゴルフ場、学校などに近接、日本海側は旧秋田空港跡地や保安林などの県有地、国有地に接する。住民への影響を配慮する観点から「演習場内に緩衝地帯を設けるべきだ」との指摘があり、調査結果次第では政府による県有地買い上げが検討される可能性がある。

 配備候補地の選定は日本海側の自衛隊施設を軸に検討。イージス・アショアのレーダーと発射台を配置するには、約1平方キロメートルの平坦(へいたん)な敷地が必要で、新屋演習場と山口県のむつみ演習場以外は条件を満たさなかったと説明した。レーダーによる電磁波が住民生活に与える影響については「今年度中に環境影響調査に着手する」とした。

 配備にあたって必要な人員はすでに配備されているルーマニアなどの例から、運用や警備を含め1カ所あたり約200人。警備には陸上自衛隊、秋田海上保安部、県警などとも協力しながら当たると説明した。23日には防衛省側が佐竹敬久知事と秋田市の穂積志市長に詳細を説明する。