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【夏の高校野球県大会】東海大甲府、帝京三 4強

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【夏の高校野球県大会】
東海大甲府、帝京三 4強

 第100回全国高校野球選手権山梨大会は第10日目の19日、山日YBS球場(甲府市小瀬町)で準々決勝2試合が行われた。昨年の準優勝校の東海大甲府は、終盤に集中打で大量得点し、守っても継投で甲府城西打線を抑えコールド勝ちした。帝京三は、七回の好機を生かしてリードを奪い、主戦の阪が完投して逃げ切った。東海大甲府と帝京三は21日の準決勝で対戦する。 

 

 ▽準々決勝

 【山日YBS球場】

 甲府城西  120 010 00 - 4

 東海大甲府 102 000 26x-11

 (八回コールド)

 帝京三 200 000 100-3

 日 川 000 002 000-2

                   ◇

 ◆甲府城西リードも

 中盤までは、甲府城西を東海大甲府が追う緊張感ある展開だった。甲府城西は同点で迎えた五回、三沢の左前適時打で1点を加え、3度目のリード。

 しかし、東海大甲府は七回、大畑の左前2点適時打で逆転し、甲府城西の主戦・広瀬を打ち崩した。八回には、大畑の左越2点本塁打を含む5安打などで打ち勝った。

 甲府城西は六、七回の出塁を好機にできなかった。

 ◆日川1点差に泣く

 帝京三は初回、東小橋川の右越え2点本塁打で先制。その後は帝京三・阪、日川・田辺智の緊迫感ある投球で両校ともにゼロ行進が続いた。

 日川は六回、2者連続の四球後、田辺賢の中前2点適時打で追いついた。しかし、帝京三は七回、東小橋川が右前打で出塁後に二盗。川越が左前適時打で勝ち越した。日川はその裏、一死一、三塁の好機を生かせなかった。

                   ◇

 □日川3年・三浦太陽一塁手

 ■悔しさバネにいろいろ挑戦したい

 「この試合で打てなかったのは一番悔しい。自分のタイミングでスイングしようとして球を待っていたら追い込まれた。初球からいくべきだった」

 主軸が無安打に終わった。普段は感情をあまり出さないが、八回のチャンスで三振に終わったとき、地面を足で思い切り踏んで悔しがった。

 「3回戦の吉田戦ではいいところで打てたのに、なぜこの試合では打てなかったのか」

 中学でクラブチームに所属し中学野球日本代表に選抜されたこともあった。

 しかし、中3のときに思い通りの動きができなくなる「イップス」にかかり、ボールを遠くに投げることができなくなった。

 池谷公雄監督は「入部するとき、三浦は『ボールが投げられない病気です』と言ってきた。ただ、打撃の素質があったので彼の打撃にかけた」と振り返る。

 マンツーマンで投げ込みや走り込みをした。高校時代に野球をしていた父親の雄一郎さん(45)も精神面から支えた。3年生で二塁まで投げられるようになった。

 「監督さんは『思うようにいかないときもあるがそれをどう生かすかが大事』と言います。社会人か大学生になっても悔しさをバネにしていろいろ挑戦したい」と前を見据えた。