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兵庫・香住沖海戦「住民の行動誇りに」 地元JC、余部小で出前授業 

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兵庫・香住沖海戦「住民の行動誇りに」 地元JC、余部小で出前授業 

出前授業で「香住沖海戦」の話を聞く児童たち=香美町香住区 出前授業で「香住沖海戦」の話を聞く児童たち=香美町香住区

 昭和20年8月14日の終戦前日に香美町の香住沖で起きた「香住沖海戦」を語り継いでいる地元の香住青年会議所(香住JC)が、同町香住区の余部小学校で出前授業を行った。

 同海戦では、海防艦2隻が米潜水艦の魚雷攻撃を受け、乗組員約410人のうち56人が戦死した。香住JCは、日本海を望む香住区の岡見公園内に慰霊碑を建立し、昭和51年から毎年、慰霊祭を続けている。

 余部小での出前授業は初めて。「平和学習」の一環で、6年生4人と5年生3人が参加した。香住JCの島崎貢さん(34)が講師となり、海に投げ出された大勢の乗組員を救助するため、余部からも漁師らが決死の覚悟で現場に向かったことなどを話した。

 6年の澤田香穂さん(11)ら児童は香住沖海戦の内容を熱心にメモしていた。島崎さんは「乗組員を救助し、手当てした当時の地元住民たちの勇気ある行動を誇りに思ってほしい」と話した。

 今年の「海防艦戦没者慰霊祭」は、8月4日午後5時から行われる。