産経ニュース

「竜頭島」一部削られる 塩釜、防潮堤関連の工事で

地方 地方

記事詳細

更新


「竜頭島」一部削られる 塩釜、防潮堤関連の工事で

 塩釜漁港で県が建設中の防潮堤に関連した道路の新設工事で、市民との間で保存を決めていた小山「竜頭島」が一部、削られたことが分かった。県仙台地方振興事務所は当時の事情を知る市民の指摘を受け工事を休止。道路の計画を変更する検討を始めた。

 竜頭島は同市の「文化財ガイド」にも掲載されており、かつては白い岩肌が美しい島だったが、周辺の漁港整備や埋め立て工事で陸続きの小山となったことが説明されている。同市によると、文化財などには指定されていないが、約40年前に市民による保存運動で取り崩しを免れていた。同事務所によると県の所有地だが、申し送りの文書などは残されていなかった。

 県では防潮堤の一部をゲートなどで通れるようにする「陸閘(りっこう)」方式にするなど、竜頭島保存に向けた検討を開始。同事務所担当者は「地元の関係者には工事前に聞き取りをしていたが情報にたどり着けず掘削してしまった。大変申し訳なかった」と話している。