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長野知事選、きょう告示

 ■阿部氏、被災地の栄村で第一声 金井氏、東信中心に街頭演説

 任期満了に伴う知事選は19日、告示される。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、現職で3選を目指す阿部守一知事(57)=自民、立憲民主、国民民主、公明、社民推薦=と、新人で元上田市議の金井忠一氏(68)=共産推薦=の2氏。両陣営はともに長野市内で出陣式を行った後、それぞれ第一声をあげる。8月5日の投開票に向け、17日間の選挙戦が始まる。(太田浩信、久保まりな)

 阿部氏は、午前7時半から長野駅前のホテルで出陣式に臨んだ後、JR飯山線の森宮野原駅前で第一声をあげる。平成23年3月に発生した最大震度6強の県北部地震で被災した栄村に位置し、陣営幹部は「復興に向けた思いの表れ」と話す。

 その後、野沢温泉村や飯山、中野両市などを回り、午後には松本駅のお城口前で街頭遊説。最後は、飯田市の飯田商工会館前で有権者に支持を訴える。

 阿部氏は、旧自治省から県企画局長として赴任した13年当時、市町村数が119存在していたことを踏まえ、選挙期間中、旧市町村単位で遊説する考えだ。

 陣営は、26年の前回選挙で獲得した約62万票を上回る得票を目指している。

 金井氏は、午前9時から長野駅前で出陣式と第一声を行う。その後、中野、佐久、小諸3市など東信地方を中心に街頭演説をこなす予定だ。夜には、出身地の上田市で開かれる事務所開きに臨む。

 選挙期間中、共産党所属の参院議員らも応援に駆けつけ、南信地方などを含め、県全域での支持獲得に全力をあげる考えだ。

 選挙戦は、前回と同様、同党を除く「オール与党」との戦いになる公算が大きく、陣営の危機感は募っている。同党推薦候補は前回、約50万票以上の得票差で敗れているためだ。

 ただ、陣営幹部は、前回の政治状況と現在は異なるとした上で、安倍晋三首相(自民党総裁)の政権・党運営に対する批判票を取り込み、票の上積みを図るとしている。