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虐待15・1%増1万3393件 29年度 児相への通告件数最高 埼玉

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虐待15・1%増1万3393件 29年度 児相への通告件数最高 埼玉

 平成29年度の県内の児童相談所(児相)への児童虐待に関する通告件数が前年度比15・1%増の1万3393件に達し、過去最高を更新した。県によると、児童虐待に対し、社会的な関心が高まっていることや、児童の全国共通ダイヤルの浸透が通告件数の増加につながっているとみている。県は今年度、児相の増員や市町村や警察との連携を強化し、児童虐待の防止に取り組む方針だ。

 県こども安全課によると、児相への通告のうち虐待の種別は言葉による脅しなど「心理的虐待」が全体の59・8%を占め、「身体的虐待」20・0%、「保護の怠慢・拒否」19・3%-と続いた。

 通告経路は「警察」が全体の67・8%、「近隣知人」10・8%、「家族親戚(しんせき)」5・9%。虐待者は「実母」が47・0%で最多。「実父」41・7%、「実父以外の父親」5・0%だった。

 虐待を受けた児童は「小学生」が全体の32・7%を占めた。「3歳~就学未満」が21・9%、「0~3歳未満」は21・3%。通告に対する対応は「在宅指導」が82・1%を占めた。

 今年3月に東京都目黒区で女児の虐待死事件を受け、県は8月から児相と県警の虐待情報の共有を決めたほか、児相の人員を増やし、児童虐待の防止につなげる考えだ。