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阿武隈急行活性化へ、沿線素材でビール醸造 地元学生がクラウドファンディング

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阿武隈急行活性化へ、沿線素材でビール醸造 地元学生がクラウドファンディング

阿武隈急行活性化のための企画について話し合う福島学院大の木村信綱准教授(右)と同大の学生=同大福島駅前キャンパス 阿武隈急行活性化のための企画について話し合う福島学院大の木村信綱准教授(右)と同大の学生=同大福島駅前キャンパス

 グループは「阿武隈急行にかかわりがない人でも、阿武隈急行のためにお金を出したくなる企画にしよう」と、沿線の蜂蜜を活用したビール造りを企画。蜂蜜とビールという組み合わせが成功するかさえわからなかったが、伊藤有(たもつ)さん(21)は醸造会社と調整、「蜂蜜のコクと華やかな香り」というイメージを固めた。

 伊藤さんと酒井玲奈さん(20)は協力を求めるために沿線自治体にあいさつ回りもした。「成功するかどうかもわからない。みんなに声を掛けるのも大変だ」と言われたことも。それでも根気強く説得し、協力を取り付けていった。デザインを担当した阿部菜々子さん(19)も春休み期間を作業に充て、アイデアを練った。「既存のラベルを集めて分析、5種類のデザインを作った」と話す。ビールや蜂蜜の色を連想するオレンジがかった黄色の背景に、蜂が飛ぶラベルができた。

 そうした学生たちの努力はいよいよ、ビールという形になる。木村准教授は「今回の企画をきっかけに一人でも多くの人に阿武隈急行に乗ってもらえるようにしたい」と話している。