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聖火リレー、埼玉県内は7月7~9日 20市町、早くも誘致合戦

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聖火リレー、埼玉県内は7月7~9日 20市町、早くも誘致合戦

 2020年東京五輪の聖火リレーの日程が12日決まり、県内を走るのは「7月7~9日」になったことを受け、県はルート案を決めるため、県民アンケートを開始した。1日の走行距離などさまざまな条件があり、県内全体を走るのは難しい状況だが、県内自治体の3分の1に当たる20市町がルートに選ばれるよう求めており、県関係者は過熱気味の誘致合戦に早くも頭を悩ませている。

 上田清司知事は、聖火リレーの日程が決まったことについて「ゴールの東京に聖火を引き継ぐ、最高潮に盛り上がる日程に組み込まれた。埼玉の魅力をアピールしたい」とのコメントを発表した。注目されるのが聖火が県内を走るルートだ。県は今月中にルート案を策定する実行委員会を立ち上げる。県内自治体の意見や県民アンケートなどを参考にし、12月末までに大会組織委員会にルート案を提出。来夏に組織委は全国のルートを公表する流れだ。

 県オリンピック・パラリンピック課によると、組織委はルート選定について「1日8時間」「1日の走行距離計16キロ」「1人当たりの走行距離200メートルで時速6キロ」「大型車両など約300メートルの車列が走れる」-などといった条件を提示しているという。

 県はアンケートで、ルート選定で重視する点や聖火が通過すべき場所などを聞く。13日には各自治体の五輪担当者を集め、ルートに関してヒアリングを実施する。ただ、すでに熊谷市など10市町、越谷市など5市1町、戸田、蕨両市がそれぞれ連名で、川口市と秩父市は単独でルート誘致に関する要望書を県に提出している。

 誘致する自治体は今後も増えるとみられ、県は「各自治体で聖火リレーへの思い入れが強く、意見集約の難航が予想される」と話している。 (黄金崎元)