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「ゆるキャン△」今度は日本酒に 酒造・製紙会社とコラボ 若い世代を誘客

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「ゆるキャン△」今度は日本酒に 酒造・製紙会社とコラボ 若い世代を誘客

 峡南地域に暮らすキャンプ好きの女子高生の日常を描いた漫画「ゆるキャン△」(あfろ作)が、県内の酒造会社、製紙会社と連携して商品化した「グビ姉のすき焼きに合う日本酒」(2千円)が16日、特設サイトで予約限定発売(2千本)される。アニメにもなったゆるキャン△を活用し、郷土食の加工品や民芸品など多くのコラボ(連携)商品も発売されている。県などはキャラクターを通じて特産品や観光地を知ってもらうことで、若い世代の誘客につなげたいとしている。 (昌林龍一)

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 日本酒は太冠酒造(南アルプス市上宮地)が県産山田錦を使い、芳醇(ほうじゅん)な香りの辛口純米吟醸酒に仕上げた。ラベルは「山十製紙」(身延町西島)が地元の手漉和紙で製作し、甲府市在住の書家、山田蒼岳氏が題字を手がけた。

 商品を企画したイベント会社「ひろめ堂」(甲府市武田)によると、商品名は作品に登場し、女子高生の野外活動サークルで顧問を務める酒好きの鳥羽美波先生(グビ姉)から名付けた。キャンプ場ですき焼きを食べるときに「すき焼きに合う日本酒忘れちゃった」と話すシーンにちなんだという。

 同社の有井幸太代表は「山梨県を描いた作品だけに、漫画の制作側にも商品がまちおこしににつながってほしいとの思いが強い」と話す。太冠酒造の大沢慶暢社長も「若い人に県産日本酒に親しんでもらいたい」と“ゆるキャン△”効果に期待を込める。

 このほかにも、作品のキャラクターをパッケージなどに使用した県内のコラボ商品は数多くある。キャラクター商品・印章用品製造会社「谷川商事」(市川三郷町岩間)は、ほうとう、印鑑ケース、ポーチなどの商品を企画した。作品にも登場する四尾連湖畔(同町山保)のキャンプ場などで販売されている。

 ゆるキャン△の特設サイトを制作したやまなし観光推進機構によると、閲覧回数は76万回に達しているという。

 同機構は「冬の峡南地域で観光客が増えるなど大きい影響があった。漫画やコラボ商品を知って山梨に興味を持ち、観光に来てほしい」(観光物産振興部)と期待する。

 特設サイトはhttps://www.yurucamp-nishijimawashi.jp