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シリア人ソーシャルワーカーが閖上で「心のケア」学ぶ 「現実・トラウマの向き合い方伝えたい」

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シリア人ソーシャルワーカーが閖上で「心のケア」学ぶ 「現実・トラウマの向き合い方伝えたい」

語り部の丹野祐子さんの話に耳を傾けるシリア人カウンセラーら=10日、名取市(塔野岡剛撮影) 語り部の丹野祐子さんの話に耳を傾けるシリア人カウンセラーら=10日、名取市(塔野岡剛撮影)

 シリア内戦で身体や精神に傷を負った人々に対してカウンセリングなどを行っているシリア人の女性ソーシャルワーカーらが、研修のため東日本大震災で大きな被害を受けた名取市閖上(ゆりあげ)地区を訪れた。震災伝承館「閖上の記憶」を見学したり、津波に襲われた現地を視察したりし、語り部の話にも耳を傾けた。(塔野岡剛)

                   

 閖上地区を10日に訪問したのは10人。精神的に傷つき、トラウマを抱える人への「心のケア」について、震災で700人以上が犠牲となった同地区を通して理解を深めることを目的とした研修だという。

 閖上の記憶の館長を務める小斎正義さん(77)が地区を一望できる「日和山」で被災状況を説明。シリアの女性から「海が怖くないのか」と質問されると、小斎さんは「祖父も父も漁師。海は私を育んでくれた。畏怖心はない」と答えていた。

 その後、震災で長男の公太君=当時(13)=を亡くした語り部の丹野祐子さん(49)が経験を語った。丹野さんの話に目頭を押さえる女性の姿も。

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