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【高校野球群馬大会】西邑楽・中川颯主将 明るくチーム鼓舞「悔いはない」

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【高校野球群馬大会】
西邑楽・中川颯主将 明るくチーム鼓舞「悔いはない」

 エース冨山弘貴とのバッテリーで初めて挑んだ公式戦。五回まで息の合ったプレーで無失点で抑えた。七回裏、左前適時打で3-3と同点に追いつかれ、チーム全体が浮足立った。持ち直すことなく、さらに3失点。猛攻に押されながらも、「打たれるのは仕方ない。反省は後でしよう」と明るくチームを励まし続けた。

 もともと三塁手だったが、柳沢英希監督から責任感の強さを買われ、昨秋から新チームの主将と捕手を任された。しかし、秋の大会直後に左腕を骨折して入院。本格的に捕手の練習を始めたのは、今年4月ごろだった。それでも「やるしかない」と、人一倍練習を重ね、二塁送球など基礎中の基礎をたたき込んだ。

 「全部振るイメージ」で挑んだ九回表。左前に安打を放つも後続が凡打に倒れゲームセット。悔し涙を流した。

 反省の言葉を口にしたが、冨山からの「ありがとう」という感謝の言葉に背中を押され、「悔いはない」と言い切った。「苦しい時期を乗り越えた彼の力は大きい」(柳沢監督)と、期待に応える戦いぶりだった。 (糸魚川千尋)