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【高校野球新潟大会】熱闘火蓋、開幕戦は新発田中央コールド勝ち

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【高校野球新潟大会】
熱闘火蓋、開幕戦は新発田中央コールド勝ち

 第100回全国高校野球選手権新潟大会が7日、新潟市中央区のハードオフエコスタジアムで開幕した。今年は82チーム・87校が参加。開会式で選手たちは声を張り上げ、元気いっぱいにグラウンドを行進した。100回目という節目の年に甲子園出場をかけ、球児たちの熱闘が始まった。 (太田泰)

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 開会式では100回目となる大会を記念し、観客席に「100」や「未来」などの人文字が作られた。県高野連の富樫信浩会長は「一心不乱に白球を追いかけ、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮してほしい。未来をつむぐ礎となるプレーを期待している」とあいさつした。

 選手宣誓は十日町の村山凜主将(3年)が務め、「100回という記念の大会に出場できることを誇りに思い、正々堂々と最後まで戦い抜く」と健闘を誓った。

 開会式後、同スタジアムで行われた開幕試合では、新発田中央が12-2で新潟向陽にコールド勝ちした。

 新潟向陽は初回、相手の攻撃を無失点でかわす一方、3番大滝、5番細貝の適時打で2点を先制。しかし、二回からは守備に乱れが出始め、押されがちの展開となった。

 一方、新発田中央は同回から猛然と反撃を開始。2番渡辺翔、4番太田の適時3塁打などで点を重ね、この回だけで一挙7点を奪った。四回も5点を失った新潟向陽は五回、6番伊藤が左前打で出塁するも打線をつなぐことができす、崩れた態勢を立て直せないまま力尽きた。

 新発田中央の円山宏大監督は「開幕ということもあり、選手も緊張していた。次は日本文理だが、なんとか食らいついていきたい」と語った。新潟向陽の佐藤達夫監督は「守備が固くなり、こういう試合展開となってしまった。ただ、よくやった方だと思う」と選手たちをねぎらった。

 大会2日目の8日は4球場で計9試合が行われる。

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 ▽1回戦

 【ハードオフ】

新発田中央 070 50-12

新潟向陽  200 00-2

(五回コールド)

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 ◆選手宣誓全文

 高校野球は今年で100年という記念の年を迎えました。この長い歴史の中には、いくつもの笑顔や涙がありました。今、ここに、100回という記念の大会に出場できることを誇りに思います。

 私たちは春の日差しを待ちわびながら、長い冬を乗り越えてきました。そして今、最高の仲間たちとこの夏に挑みます。

 情熱、感謝、平和。今まで、支えてくださった全ての方々に感謝します。

 そして、100年後の選手たちが笑顔で野球ができる平和な未来を願い、正々堂々、最後まで戦い抜くことを誓います。

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 ■笑顔で野球を 十日町・村山凜主将(3年)

 「100年後の球児たちも今の自分と同じように、笑顔で野球ができるような未来を願った」。100回目の節目の大会での大役を果たした後、宣誓に込めた思いをそう語った。

 宣誓の文言は約60人の野球部員たちが提案したキーワードを盛り込みつつ、自分を支えてきてくれた人たちに一番伝えたかった「感謝」という言葉も加えて完成させた。宣誓が本当に自分でいいのか、うまく自分の気持ちを言い表せるかなど不安な部分もあったが、「やってみると、良かったという気持ちが大きい」と笑顔を見せた。

 昨秋の県大会から公立校は私立校に苦戦が続いていて、夏の大会では伝統のある公立校がどこまで粘れるかも注目されている。十日町も、平成13年夏には甲子園出場を果たしている伝統校の一角だ。

 「本当の勝負はベスト8以上からだと思っている。初戦までにチームの雰囲気を上げ、自分たちの力を出し切りたい」と試合に向けて気を引き締めた。 (太田泰)