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坊っちゃんの世界に浸る 愛媛県美術館で関連資料や書籍など展示

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坊っちゃんの世界に浸る 愛媛県美術館で関連資料や書籍など展示

 夏目漱石の小説「坊っちゃん」の関連資料や書籍、現代美術作品などを展示する企画展「坊っちゃん展-祖父江慎・梅佳代・浅田政志・三沢厚彦-」が、松山市堀之内の愛媛県美術館で開催され、漱石ファンをはじめ、松山を訪れる多くの観光客でにぎわっている。

 同展は道後温泉の周辺で開催されている国際アートイベント「道後オンセナート2018」と連携している。同イベントに参加するブックデザイナー、祖父江慎さんが長年収集してきた膨大な書籍のコレクションを中心に展示。写真家の梅佳代さんは、松山市内の中学生の写真作品を、浅田政志さんはユーモアのある視点で坊っちゃんの名シーンなどを撮り下ろした作品を出展している。また、彫刻家の三沢厚彦さんは漱石が作中にたびたび登場させた猫にちなみ、木製のネコ像などを出展している。

 展示作品の選定や展示空間のデザインを手がけた祖父江さんは「20年前から温めてきた構想。『坊っちゃん』ゆかりの松山で実現でき、夢のようです」と話した。同展を訪れた松山市立子規記念博物館の竹田美喜館長は「祖父江さんの“坊っちゃん愛”をすごく感じる」と感想を述べた。

 同展は9月2日まで。観覧料は、おとな1200円、高校・大学生900円、小・中学生500円。