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新発田に歴史図書館オープン 貴重史料や古文書に特化

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新発田に歴史図書館オープン 貴重史料や古文書に特化

 新発田市の市立歴史図書館(同市中央町)が7日、オープンする。新発田藩の家老らが政務について書き残した「月番日記」をはじめとする史料や書籍など約2万5千冊を保管・展示。同市出身で赤穂浪士四十七士の一人として知られる堀部安兵衛に関するコーナーもある。歴史書や古文書に特化した公立図書館は全国的にも珍しく、市は新たな学びの場や交流の場にしたいとしている。

 歴史図書館は3階建てで、延べ床面積は約2080平方メートル。昭和53年に開館した旧市立図書館の建物を再利用し、約1億8千万円かけて改修した。

 月番日記は、享保2(1717)年から慶応2(1866)年までの分がほぼ完全な形で残されている貴重な史料。適正な温度・湿度を保つ最新の特別収蔵庫を備えた3階の閉架書庫に収められており、事前に申請すれば閲覧できる。

 1階は博物館のように構成。映像資料を視聴できるガイダンスコーナーのほか、明治以前の新発田城周辺を再現した模型など地元の歴史を振り返る約60点の資料を展示している。

 2階の閲覧室には歴史関係の図書計約2万3千冊が置かれ、ポップスやクラシックのレコード約3500枚も用意されている。

 同館の鶴巻康志副参事は「今まで見てもらえなかった貴重な史料もあり、新発田藩の位置づけや庶民が明治維新をどう捉えていたかなどを知ることができる」としている。月曜休館。開館は午前9時~午後5時。