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復興へのエール 熊本で書道展、全国の書家53人が出展

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復興へのエール 熊本で書道展、全国の書家53人が出展

 全国の書家が熊本地震からの復興へエールを込めた作品の展示会が、熊本市中央区の熊本県立美術館分館で開かれている。会期は8日まで。入場無料。

 「熊本地震復興書道展~古布と書の祭典」は、同市北区で額縁製作所を営む表具師、野中吉盛氏(73)が主催した。野中氏は5年前から、大島紬(つむぎ)の古布を使った衝立(ついたて)を製作し、書家の作品と組み合わせ、好評を得ている。今回、「書の力で熊本を勇気づけたい」と呼びかけ、全国の書家53人が協力した。

 産経国際書会審査会員の森方信氏(65)=本名・森信子、同市東区=も、平成27年の個展で、野中氏の作品とコラボした。

 森氏は、自身が所属する大阪書家グループの3人と出展した。このうち、産経国際書会専管理事の西尾蘭畦(らんけい)氏(80)=大阪府寝屋川市=は、俳句「傷ついて ゐないふりして 落葉踏む」の書とあわせて、「耐えて耐えて明日があると、元気と勇気と笑顔をもらっている」と被災地へのメッセージを寄せた。

 森氏は「全国から個性あふれる書が集まった。熊本地震の記憶も薄れてきているが、ぜひ会場で、書の力を感じ取ってほしい」と話した。