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羽生棋聖の巻き返しなるか 10日に岩室温泉「高島屋」で棋聖戦第4局

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羽生棋聖の巻き返しなるか 10日に岩室温泉「高島屋」で棋聖戦第4局

 羽生善治棋聖(47)=竜王=に豊島将之八段(28)が挑戦している産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第4局が10日、新潟市西蒲区岩室温泉の「高志の宿 高島屋」で行われる。タイトル獲得通算100期の偉業達成に挑む羽生棋聖に対し、豊島八段が初タイトルに王手をかけており、緊迫した一番となりそうだ。当日は午後2時半から大盤解説会が高島屋で催され、棋聖戦をライブで楽しむことができる。

 第3局は6月30日、静岡県沼津市の沼津倶楽部で指され、先手・豊島八段が145手で勝利。対戦成績を2勝1敗とし、初タイトルまであと1勝と迫った。第4局で羽生棋聖が勝てば、決着は17日の「都市センターホテル」(東京都千代田区)での第5局に持ち越される。羽生棋聖は第3局終了後、「気持ちを切り替えて次に臨みたい」、豊島八段は「次も頑張りたい」と話していた。

 高島屋は将棋や囲碁の対局の舞台として知られる老舗料亭旅館。昨年7月11日に行われた棋聖戦第4局では、羽生棋聖が斎藤慎太郎七段(25)に勝ち、タイトルを防衛。10連覇と歴代最多連覇を更新した。今回も例年通り、数々の名局を生み出してきた「常磐の間」で対局する。立会人は屋敷伸之九段。

 羽生棋聖はタイトル獲得通算100期まであと1期。棋聖戦では通算トップの17期が懸かる。豊島八段は、棋聖戦が2度目、タイトル戦は5度目の挑戦。初タイトル獲得なるか注目される。大盤解説は当日受け付けで、ワンドリンク付き2500円。女将(おかみ)の高島基子さんは「藤井聡太七段の活躍で、幅広い方が興味を示されている」と話しており、大勢のファンが詰め掛けるとみられる。会場から徒歩4分の臨時駐車場の利用を勧めている。問い合わせは高島屋(電)0256・82・2001。

 9日午後6時からは高島屋で前夜祭が開かれ、参加費1万円で羽生棋聖らと会席料理を楽しめる。既に数席しか残っておらず、予約は早めにした方がいいという。