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45年前のレーヨン知る 東洋紡敦賀事業所でタイムカプセル開封

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45年前のレーヨン知る 東洋紡敦賀事業所でタイムカプセル開封

 東洋紡敦賀事業所(敦賀市東洋町)で45年前に埋められたタイムカプセルが開封され、中に入っていた創業当時の主力製品だった化学繊維のレーヨン関連の資料などが従業員らに公開された。同事業所は「当時の物づくりを知ることができる」とし、一般公開も検討している。

 同事業所によると、昭和9年に東洋紡績敦賀工場が設立され、レーヨンの製造が始まった。ポリエチレンなど石油原料の合成繊維の普及もあり、同48年9月に製造を中止。レーヨン製造を忘れないようにと、敷地内にある記念碑の下にタイムカプセルを埋めた。高さ57センチのステンレス製の円筒容器にレーヨンの糸、製造に使ったギアポンプ、工場の配置図、製造現場の写真など計18点が入っている。

 社員食堂や会議室などが入り、今年12月に完成する建物内に同事業所の歴史を伝える展示室を設ける予定で、展示品の一つにするため6月上旬にタイムカプセルを掘り起こしたという。吉川徹所長は「保存状態がよく、きちんと残しているのでありがたい」と話した。