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九州豪雨 被災校舎に復興伝承館  九大グループが開設資金募る

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九州豪雨 被災校舎に復興伝承館  九大グループが開設資金募る

 九州北部豪雨の被災地で支援活動をしている九州大の研究者グループは、被災した福岡県朝倉市の旧松末小の一室に、泥にまみれた家財や発生後の様子を捉えた写真などを展示する「復興伝承館(仮称)」を開設すると明らかにした。

 災害の風化を防ぐ。平成30年度中の開設を目指し、7月26日から2カ月間、クラウドファンディング(CF)で資金を募る。

 九大アジア防災研究センター長の三谷泰浩教授(52)が団長を務める「九大災害復興支援団」が企画している。被災地域の復興構想を表した模型も展示するほか、住民が復旧・復興に関して気軽に相談できる窓口を定期的に設ける。地域の交流の場としての活用も考えており、今後住民と協議を重ねる。

 同小は豪雨で多くの流木や土砂が流れ込み、今年3月、豪雨前からの統合計画に伴い閉校した。CFの目標額は、校舎の改修費300万円を含む計500万円とする。

 これまで市の復興計画策定に関わってきた三谷氏は「災害の記録を残す場を提供し、住民が帰れる場にもなってほしい」と話した。