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路線価 25年連続で下落 30年分 最高は新潟駅前通り

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路線価 25年連続で下落 30年分 最高は新潟駅前通り

 国税庁が2日発表した平成30年分(1月1日時点)の路線価で、県内の標準宅地の評価額は前年を平均で1・2%下回り、25年連続で下落した。ただ、下落率は29年の1・4%からやや縮小し、下げ止まりの傾向が続いた。路線価が最も高かったのは、30年連続で新潟市中央区東大通1の新潟駅前通り。1平方メートル当たり43万円で、前年と同じだった。

 路線価は相続税や贈与税の税額を算定する基準となり、公示地価の80%程度とされる。県内の路線価のうち比較可能な継続調査の対象は約6100地点。

 関東信越国税局によると、前年比の変動率は8・9%の下落だった14年をピークに下落幅の縮小傾向が続いている。26年と27年はいずれも2・0%、28年は1・5%の下落だった。

 県内の13税務署別でみた最高路線価は10署で下落、3署が横ばいだった。6位の糸魚川市南寺町2は5万3千円と前年比で1・9%下落。北陸新幹線の糸魚川駅が27年に開業したが、下落に歯止めをかけられなかった。佐渡はマイナス5・3%の3万6千円で、関東信越国税局管内63署の中で最大の下落幅となった。

 県不動産鑑定士協会の立川健三地価調査委員長は「全体的に下落率が縮小しており、ゆるやかな改善が進んでいる。佐渡は高齢化と人口減少の影響で、宅地の需要も減っており厳しい状況だ」と指摘している。

 路線価の詳しい情報は、国税庁のホームページで閲覧できる。