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JAなすの、県北に初の移動店舗車 来年3月、金融窓口や日用品 栃木

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JAなすの、県北に初の移動店舗車 来年3月、金融窓口や日用品 栃木

 那須塩原市、大田原市、那須町の3市町を管轄エリアとするJAなすの(本店・那須塩原市)は中山間地域に住む高齢者らの利便性を高めようと、金融窓口と購買店舗を搭載した移動店舗車を導入する。関係者への取材で2日分かった。移動店舗車の導入は県北地域では初めて。来年3月中旬の運行開始を見込んでいる。(伊沢利幸)

 支店の統廃合などで、中山間地域では金融機関の窓口が遠くなったという声があり、組合員へのサービス向上を図るため導入を決めた。

 JA関係者によると、2トントラックを改造し、車内に窓口カウンターや日用品などを並べるコーナーを設ける。事業費は約3千万円で、うち4分の3は農林中央金庫から助成を受ける。

 金融窓口では、貯金の入出金、税金や公共料金の納付をはじめ、ローンや年金の相談にも応じるなど支店窓口とほぼ同じ業務を取り扱う。購買店舗では日用品や食品、管内の農産物などの販売を計画。JA職員が乗り込み対応する。

 巡回ルートは、県境付近の大田原市の黒羽地区東部や那須町北部などの中山間地域を軸に検討しており、週2、3回、巡回する方向で調整している。

 同JAには「支店利用や買い物に不便をきたしている組合員、利用者のサービス向上につなげたい」という意向がある。

 県内金融機関の移動店舗車はJA佐野(佐野市)が昨年3月から運行。JAはが野(真岡市)も来年からの導入を決め、運行内容を検討している。