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「食用キンセンカ」うどんに彩り 目でも味わって 淡路市

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「食用キンセンカ」うどんに彩り 目でも味わって 淡路市

コラボメニュー「淡路まるごと〝タマネギつけ麺 華〟」=淡路市志筑の「麺乃匠 いづも庵」 コラボメニュー「淡路まるごと〝タマネギつけ麺 華〟」=淡路市志筑の「麺乃匠 いづも庵」

 淡路島特産の食用キンセンカと、淡路市志筑のうどん店「麺乃匠 いづも庵」が協力して作り上げたメニューが完成し、同店で販売が始まった。揚げた同島産タマネギがまるごと入っただしにキンセンカが飾り付けられ、彩り鮮やかに仕上がった。

 キンセンカは国内では仏花として知られるが、欧州では消化器疾患や皮膚病などに効くハーブとして古くから重宝されてきた。淡路島では、昭和7年ごろから切り花用に栽培されてきたが、近年では高齢化で生産を中止する農家が続出。そんななかで、淡路市釜口の栽培農家、廣田久美さん(73)らが平成26年から食用キンセンカの栽培を始め、ハーブティーやせっけんなどに加工して商品化してきた。

 そんな廣田さんと北淡路農業改良普及センター(淡路市志筑)が今年5月ごろに、「いづも庵」の出雲勉さん(71)に話を持ちかけ、同店の1番人気メニュー「淡路まるごと“タマネギつけ麺 華”」(880円)の彩りに使われることになった。だしと揚げたタマネギのなかで、花のオレンジ色がひときわ映え、目でも楽しめるメニューとしてリニューアルされた。

 試食した廣田さんは「華やかで食欲をそそる見た目で、写真映えもする。また一つキンセンカを利用した商品が増え、PRにもつながるのでうれしい」と満足そう。出雲さんも「淡路島で食用のキンセンカが生産されていることをたくさんの人に知ってもらえたら」と期待を込めていた。