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酪農とワインの町へ 役人気質吹き飛ばし葛巻救った「2人の男」 地域おこしの物語「読んで」 岩手

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酪農とワインの町へ 役人気質吹き飛ばし葛巻救った「2人の男」 地域おこしの物語「読んで」 岩手

「研究者や学生に読んでほしい」と話す「二人の男」の著者、高木栄さん 「研究者や学生に読んでほしい」と話す「二人の男」の著者、高木栄さん

 北上山地の北部に位置し、人口減少や少子高齢化の波にさらされている岩手県葛巻町。そんな町を「酪農とワインの町」にするよう求められた2人の町職員が使命を果たし、さらには町長となって会得したノウハウを行財政改革やまちづくりに生かした-。そんな物語を盛岡市在住の経営コンサルタント、高木栄さんが本に著した。その名も「二人の男」(幻冬舎出版)。高木さんは「地域おこしに関心のある人などに読んでほしい」と話す。

 2人の男とは前町長の中村哲雄氏と、現町長の鈴木重男氏のこと。昭和50年代に、当時の高橋吟太郎町長の命で、それぞれ酪農経営とワインづくりの任務を受けた。

 当初は役人気質がなかなか抜けなかった2人。民間最大の牧場「小岩井農場」(雫石町)からやってきた上司や、東京の研修先の所長に、経営哲学や事業の手法を徹底的にたたき込まれながら、仕事の基礎を学んでいく。

 事業が軌道に乗るまで、ヤマブドウを使ったワインを盛岡の酒屋に売り込んでもまったく相手にされなかった。そこで、鈴木氏は一計を案じる。酒店に1本だけ注文して、1箱12本を仕入れてもらうというアイデアだった。次第に販路を拡大し、知名度も上がっていった。

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