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マンホールカードで誘客 茅野、5カ月で2000枚 千曲も上々の滑り出し

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マンホールカードで誘客 茅野、5カ月で2000枚 千曲も上々の滑り出し

 各地の歴史や名所を描いた“ご当地マンホール”の蓋をモチーフにした「マンホールカード」が、県内でも静かなブームを呼んでいる。わずか5カ月で2千枚を配布し急遽(きゅうきょ)、追加増刷した自治体もある。その場に行かないともらえないというレアもので、訪れる人の多くは県外からという。下水道理解を促すためのカードだが、観光誘客の呼び水ともなるか-。 (久保まりな)

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 マンホールカードは、下水道の役割を広く知ってもらおうと、国土交通省などで作る「下水道広報プラットホーム」が企画した。全国の自治体と共同で平成28年から順次、配布し、今年4月下旬に第7弾として49自治体49種類が加わった。シリーズ累計は342種類、発行枚数は約180万枚にのぼる。

 県内では、飯山市や松本市、小諸市など7つの市や流域下水道事務所が参加し、それぞれの観光案内所などで無料配布している。

 中でも、茅野市は昨年12月から国宝土偶「縄文のビーナス」などが描かれたマンホールカードの配布を開始。約5カ月間で2千枚を配布し終わり急遽、増刷することとなった。今月16日から配布を再開し、迎えた最初の週末は1日60人が列を作るという人気ぶりだったという。ほとんどが県外からの観光客といい、同市は「配布場所(JR茅野駅前)の立地が良いうえ、一時、配布が休止になったことも人気を押し上げたのではないか」などと推測。その場所でしか受け取れないという希少性も、根強い人気の一因とみられる。

 県内で最近加わった千曲市は、戸倉上山田温泉の町並みが描かれたマンホールカードを4月下旬から配布。5月末までに600枚以上が配られ、上々の滑り出し。もともと、下水道理解促進のために作られたため、同市は「まずは千曲の下水道について理解を深めてもらいたい」としつつ、「その中で、市を訪れてくれる人も増えてくれたら」と、誘客効果への期待も、にじませている。