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無人島ビーチ今夏限り 香住・臼ケ浦島渡船が老朽化 7月14日から運航

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無人島ビーチ今夏限り 香住・臼ケ浦島渡船が老朽化 7月14日から運航

柴山港と臼ケ浦島を結ぶ「第5かもめ丸」=香美町香住区(昨年7月撮影) 柴山港と臼ケ浦島を結ぶ「第5かもめ丸」=香美町香住区(昨年7月撮影)

 香美町香住区の柴山港沖合に浮かぶ無人島・臼ケ浦島の海水浴場が、今夏で終了する。利用者を島まで運ぶ渡船が老朽化し、運営するスタッフらも高齢化したことで、閉鎖を決めた。渡船は7月14日から8月19日まで毎日運航するが、関係者は「安全に、静かに終わりたい」と話している。

 臼ケ浦島は柴山港北約3キロにあり、周囲は約500メートル。戦前から地元住民らが海水浴に利用したが、昭和40年代から柴山観光協会が夏場だけ渡船「第5かもめ丸」(定員30人)を運航している。

 片道約10分で、“プライベートビーチ”の島に着くとあって、香住区内の7海水浴場の中でも穴場として知られる。しかし、利用客は天候に左右されるため、年々、減少。昨シーズンは約1300人だった。

 運営責任者の民宿「神田屋」経営の神田幸範さん(56)は「4、5年前から閉鎖の動きがあった」といい、渡船が約50年経過の老朽船となり、維持費や保険料などがかさみ、今夏で閉鎖を決めた。運航終了後、島の海水浴関係の施設などは撤去、渡船は処分するという。

 神田さんは「柴山港の名物がなくなることはさびしいが、時代の流れかも…」と話した。

 島でのキャンプ、アワビ取りなどは禁止で、滞在は午前8時~午後4時半。天候によっては運休も。料金(往復)は、柴山観光協会加盟の民宿の宿泊者は大人千円、子供500円。同協会以外は大人2500円、子供千円。問い合わせは神田屋(電)0796・37・0750。