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震災乗り越え球場30年史 ほっともっとフィールド神戸でパネル展 イチロー選手バットも

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震災乗り越え球場30年史 ほっともっとフィールド神戸でパネル展 イチロー選手バットも

パネル展で写真を見つめる来場者ら=神戸市須磨区 パネル展で写真を見つめる来場者ら=神戸市須磨区

 完成から今年で30年を迎えた神戸市須磨区の神戸総合運動公園野球場(ほっともっとフィールド神戸)で、阪神大震災など30年の球場史を写真や年表で振り返るパネル展が開かれている。震災当時、球場担当だった市公園部の広脇淳部長(56)は「神戸の復興に球場は欠かせなかった」と話す。7月7日まで。

 球場は昭和63年3月に完成。曲線を生かした美しい外観が特徴で、外野スタンドの背後に見える山の緑にちなみ、「グリーンスタジアム神戸」の愛称で親しまれた。平成3年からプロ野球・オリックスが本拠地として使用。現在は「ほっともっとフィールド神戸」の愛称でオリックスの準本拠地となっている。

 7年1月の阪神大震災では直接的な被害は少なかったが、市内の復旧活動に取り組む警察官らの宿泊施設としてフル稼働。約2カ月後にはオリックスがオープン戦を開催し、「ガンバロウ KOBE」のメッセージが芝生に刈り込まれた。その年にオリックスは初のリーグ制覇を果たした。広脇部長は「神戸に元気や勇気を与えた球場は私の誇り」と胸を張る。

 市は完成から30年の今年、球場の歴史を知ってもらおうとパネル展を企画。球場の一塁側観客席の後方通路と同公園管理センター案内所の2カ所で、建設途中や完成当初の球場の写真や球場史が一覧できる年表、元オリックス・イチロー選手のバットなどを展示している。オリックスファンという福岡市の会社員、安部陽子さん(32)は「30年の歴史を感じ、素晴らしい球場と改めて思った」と声を弾ませた。

 午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせは市建設局公園部管理課(電)078・322・5418。