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新潟県議会開会 知事「しっかり成果出す」 SNS活用や原発議題に

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新潟県議会開会 知事「しっかり成果出す」 SNS活用や原発議題に

 県議会6月定例会が28日開かれ、自民党と未来にいがたの代表質問が行われた。会員制交流サイト(SNS)の活用方針や、産業振興、東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の再稼働問題などが取り上げられた。花角英世知事は今後の県政運営について「県民のさまざまな声に丁寧に耳を傾け、着実に政策に結びつけてしっかりと成果を出す」と述べた。(松崎翼)

 自民党の小林一大氏は、米山隆一前知事が短文投稿サイト「ツイッター」上で、県政と直接関係のない話題で「場外乱闘」を繰り広げた問題を取り上げ、「県全体の信頼を揺るがす問題へと発展した」と指摘。一方で「災害時などの緊急情報ではSNSは利用価値が高く、重要な情報発信手段として最大限に活用しなければならない」と主張した。

 これに対し、花角知事は県のSNSの活用方法について「現時点で未定」とした上で「県政情報を発信する上で有効な手段の一つだ。私に求められる役割や期待があるとすれば検討する」と答弁した。

 さらに小林氏は産業振興策についても質問。花角知事は「本県の(企業の)開業率は全国46位にとどまっている。起業、創業に挑戦する意欲ある人を応援し、県内外の人が新潟で挑戦できる環境づくりを進めていく」と強調。AI(人工知能)などを活用した新たなビジネスチャンスの創出や、働きやすい環境づくりに取り組む企業を積極的に支援する考えも示した。

 一方、未来にいがたの長部登氏は、原発問題について質問。日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働をめぐり、半径30キロ圏内の自治体の事前同意を必要とする新たな安全協定が結ばれたことについて、長部氏は「本県でも事前同意を希望する自治体は県としても支援すべきだ」と求めた。花角知事は「広域自治体である県が立地自治体以外の意向を取りまとめ、意思表示を行うべきだ」と述べたが、協定の適否には触れなかった。

 また、佐渡汽船(佐渡市)が撤退方針を打ち出している佐渡島の同市赤泊と長岡市寺泊を結ぶ航路に関し、長部氏は「観光振興にも大きな可能性を含んでおり、何としても継続していかなければならない」と要請。花角知事は「生活航路としての側面もあり、有用な航路だ。一方で慢性的な赤字や船員不足の課題もある。来年度の運航は、今年度の利用状況を踏まえ、関係者と検討していく」と応じた。