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和歌山県内でも広がる「子供食堂」 紀美野で7月13日、町内初オープン

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和歌山県内でも広がる「子供食堂」 紀美野で7月13日、町内初オープン

 地域の子供たちに無料や低価格で食事や居場所を提供する「子供食堂」が、県内でも増えつつある。紀美野町では7月13日に町内初の子供食堂がオープン。県子ども未来課の担当者は、「県内で子供食堂を出すことを検討している事業者は実は多い。家族以外とも積極的に交流できる貴重な場所にもなるので、この機にさらに増えていけば」と期待を寄せている。

 子供食堂は、経済的な事情などで食事を適切にとることができない子供たちへの対応としてだけでなく、高齢者の孤食防止や多世代が交流する場として注目を集め、近年全国的に急増している。民間団体「こども食堂安心・安全向上委員会」(代表・湯浅誠法政大学教授)の調査によると、現在少なくとも全国に2200カ所以上あるという。

 県も平成28年度から子供食堂の支援事業を開始。県内で子供食堂をオープンする団体に、審査のうえ、最大20万円以内の補助金の交付を行っている。同課によると、現在県内には和歌山市を中心に計27カ所の子供食堂があるという。

 今回紀美野町でオープンする食堂は「キミノコドモ食堂」。親しみやすさを込めて「キノコ食堂」と愛称を付けた。同町動木(とどろき)の集会所を借り、今後、毎月第2金曜日にオープンするという。

 元小学校教諭や栄養士などのボランティアスタッフや、地元の学生ボランティアらで運営。初回のメニューはカレーライスとサラダで、食事の提供だけでなくレクリエーションなどの催しも行われる予定という。

 同食堂の赤阪恵子代表(75)は「ゆくゆくは開催頻度を増やして、地域のコミュニケーションの場として定着させたい。誰でも遠慮なく来てほしい」と話す。

 午後6~8時。前日までに予約。一般300円で18歳以下は無料。同食堂では食材の提供やボランティアスタッフも随時募集している。問い合わせは赤阪代表(電)090・1028・3590。