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東北電総会、脱原発の株主提案否決 対策工事の完了延期 宮城

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東北電総会、脱原発の株主提案否決 対策工事の完了延期 宮城

 東北電力の株主総会が27日、仙台市内で開かれ、700人超の株主が出席した。原発廃炉や再生可能エネルギー導入拡大などを定款に加えるよう求める株主提案の6議案は全て反対多数で否決された。

 東北電は原発の安全対策工事の完了時期として、女川原発2号機(女川町、石巻市)は平成32年度に、東通原発1号機(青森県東通村)は33年度にそれぞれ延期すると株主に報告。原田宏哉社長は原発の再稼働について、「引き続き適合性審査に的確に対応していくとともに、さらなる安全性向上に向けた取り組みを進め、地域の皆さまの理解を得られるよう努めていく」と強調した。

 株主からは、3千数百億円に上るとされる原発の安全対策工事費の回収について質問があり、東北電側は「工事費低減のため競争発注の拡大や調達価格の引き下げ、グループ企業を挙げた効率化に取り組む。電気料金の値上げは考えていない」と説明した。

 総会後の記者会見で原田社長は「福島では避難指示が解除され、住民や企業が帰還しているところが増えている。電力の安定供給で被災地の復興に貢献したい」と述べた。