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「楠木正成の大河ドラマ」誘致協議会、大阪市も参加表明

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「楠木正成の大河ドラマ」誘致協議会、大阪市も参加表明

 大阪市は26日、「楠公さん」の愛称で知られる南北朝時代の武将・楠木正成と嫡男・正行をテーマにNHK大河ドラマ化実現を目指す近畿3府県の自治体でつくる誘致協議会への参加を表明した。同協議会の表敬訪問を受けた吉村洋文市長が、同日、明らかにした。誘致協会長の島田智明・河内長野市長らが参加を求めていた。

 この日、阪口伸六・高石市長(府市長会会長)、松本昌親・千早赤阪村長(府町村長会会長)=ともに誘致協副会長、溝畑宏・大阪観光局理事長らと吉村市長のもとを訪れた島田市長は「楠木正成という人物(の価値)を日本全国の人に再認識してもらいたい」と述べ、参加を求めた。

 正成が少年期に学んだ観心寺を抱える河内長野市出身の吉村市長は「楠公さんは関西地区の重要な歴史的な人物」と強調。「『当事者』として一員に入らせていただき(誘致を)実現したい。海外の方も歴史に興味を持っている。ツーリズムという点でも大阪ゆかりの方が大河ドラマに出るのは(魅力を)広める力になる」と述べ、誘致協への参加を表明した。

 誘致協議会は今年4月に発足。大阪市の加入で参加自治体は神戸市などを含め28市町村となる。大阪市では、正行が足利幕府軍を破り、逃げ場を失って渡辺橋(現在の天満橋付近)から落ちた敵兵を助けた「渡辺橋の戦い」の逸話が残る。

 島田市長は正成を祭る湊川神社(神戸市)の起源となった墓所に西郷隆盛ら幕末の志士が訪れ、明治維新実現の原動力につながった点も説明。「観光振興だけでなく、正成の与えた影響を考え直すため大河ドラマを実現したい」と述べた。