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相次ぐ農作物の鳥獣害を防げ 求む!ハンター 新規狩猟者増を目指し研修会 和歌山県が7月開催

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相次ぐ農作物の鳥獣害を防げ 求む!ハンター 新規狩猟者増を目指し研修会 和歌山県が7月開催

 年間で3億円を超えるという県内の野生鳥獣による農作物被害を食い止めようと、県が新規狩猟者の確保に力を入れている。県内の狩猟免許取得者数は増えつつあるが、全体的に高齢化が進んでいるため、県は狩猟の魅力を知ってもらおうと、7月に現役狩猟者の講演や体験イベントなどを盛り込んだ研修会を開催する。

 県によると、平成28年度の野生鳥獣による農作物への被害金額は3億2824万円で、22年度以降は毎年3億円を超えるペースで推移している。中でも深刻なのがイノシシによる被害で、28年度の被害金額の51・6%を占めているという。

 一方、県内の狩猟者は高齢化が進み、23年度に4289人だった狩猟免許取得者数が24年度は3862人に減少している。このため、県は25年度から新規狩猟者の増加につなげようと、狩猟の魅力を知ってもらう研修会を実施するとともに、狩猟で得た野生鳥獣の肉(ジビエ)を食べて鳥獣害を減らす意識も浸透させるため、ジビエ料理に親しむイベントも開催。28年度の狩猟免許取得者数は4016人と再び増加しつつある。

 今年度の研修会は7月7日にわかやま農協中央営農センター(和歌山市栗栖)で開かれ、現役の若手女性狩猟者が講演会で狩猟の魅力を語るほか、県猟友会和歌山支部のメンバーによる狩猟体験談の披露や、ジビエ料理の試食会などのイベントが催される。

 県農業環境・鳥獣害対策室の担当者は「最近は少しずつだが、狩猟免許の取得者数も増えつつある。ぜひ気軽に足を運んで狩猟に興味を持ってもらいたい」と話している。研修会は定員80人で要申し込み(30日締め切り)。問い合わせは同室(電)073・441・2906。