産経ニュース

古代の彩り「大賀ハス」鮮やか 紀の川市で観蓮会

地方 地方

記事詳細

更新


古代の彩り「大賀ハス」鮮やか 紀の川市で観蓮会

 2千年以上前の地層から発見された種を発芽させたといわれる古代のハス「大賀ハス」を観賞する「大賀ハス観蓮会」が24日、紀の川市貴志川町神戸の平池緑地公園で開かれた。約300人が足を運び、薄桃色の大輪の花を心ゆくまで眺めた。

 大賀ハスは千葉県の地層から発見された種から発芽したハスで、発見者の名前にちなんで命名された。同園では平成22年から栽培が始まり、現在も順調に育っているという。

 観蓮会は多くの人に貴重な古代のハスを楽しんでもらい、地域への愛着を持ってもらおうと25年から開催し、今回で6回目。

 この日は、午前中が見頃の大賀ハスを一目見るため、大勢の市民らが来園。大輪の大賀ハスを眺めては、匂いをかいだり、写真を撮ったりして楽しんでいた。また、会場では琴の演奏やハスの葉に注いだ酒などを茎から飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」の体験なども催された。

 同市の保育園児、宇都宮凜ちゃん(5)は「ハスはピンク色できれいだった」と笑顔。同市大賀ハス観蓮会実行委の松本哲茂副実行委員長(78)は「今年の大賀ハスは数が少ないが、一輪一輪はきれいに咲いている。ぜひ見に来てほしい」とアピールしていた。

 大賀ハスの見頃は7月上旬ごろまで。