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栃木・藤岡神社遺跡の犬型土製品を東京・パリで県外初展示

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栃木・藤岡神社遺跡の犬型土製品を東京・パリで県外初展示

 栃木市藤岡町藤岡の藤岡神社遺跡で出土した国重要文化財の犬型土製品が、東京国立博物館(東京都台東区)で開かれる「縄文-1万年の美の鼓動」(7月3日~9月2日)と、今秋パリで開催予定の「ジャポニスム2018特別展(仮称)」で展示される。県外への出品は初めてで、今月30日まで市役所4階展示コーナーで複製品を紹介している。

 同遺跡は藤岡神社を中心とした藤岡台地に広がる、縄文時代中期~後期の遺跡。平成3~7年度に発掘調査があり、犬型土製品など土製品と石製品の計約1万5千点のほか、土器片、精巧な耳飾り、ヒスイ製の飾りなどが出土した。

 犬型土製品は、長さ16・3センチ、高5・3センチ、215・8グラム。犬の頭骨と共にていねいに埋葬されていたことなどから犬が大切に扱われていたと考えられ、縄文時代の生活を知る貴重な史料として12年に国の重要文化財に指定された。

 通常は県立博物館で保管・展示されているが、今回初めて東京国立博物館とパリで展示されることになった。

 県外への出品を前に、市役所4階で、犬型土製品の複製品と頭骨、頭骨から復元した縄文犬「藤丸」などの展示をしている。市教委文化課の担当者は「日本を代表する逸品として評価された。市の歴史を象徴する史料の一つとして市民に知ってもらいたい」と話している。