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昨年度の児童虐待2368件 12年ぶり減 静岡県「依然として高水準」

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昨年度の児童虐待2368件 12年ぶり減 静岡県「依然として高水準」

児童虐待相談件数の推移 児童虐待相談件数の推移

 静岡県は22日、平成29年度に県内7カ所の児童相談所(児相)が対応した児童虐待件数は、前年度から128件(5・1%)減少して2368件だったと発表した。件数が前年度を下回ったのは12年ぶりだが、県の担当者は「依然高い水準にあり、今後減少傾向が続くかどうかは判断できない」と気を引き締めている。

 警察や近隣住民から児相に相談や通告され、虐待と認定された件数をまとめた。内訳は、子供の前で配偶者に暴力をふるう「面前DV」や子供を圧迫するように継続してどなりつけるなどの心理的虐待が1251件(52・8%)と半数以上。ネグレクト(育児放棄)が557件(23・5%)、体をたたいたり殴ったりする身体的虐待が510件(21・5%)だった。中でも警察が「児童虐待である」と判断して積極的に児相に通告する傾向になってきた「面前DV」は、近年大きく増えているという。

 児相に相談したのは警察・家庭裁判所が884件(37・3%)と最多で、近隣住民が530件(22・4%)、福祉事務所が239件(10・1%)。虐待を受けている本人からの訴えも66件(2・8%)あった。警察からの相談が25年度以降に急増しているが、これは24年に児相と警察間で相談や緊急連絡の際の基準が作成されたことで連携が円滑になったためと考えられる。

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