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リンゴ黒星病の薬剤耐性菌 長野県内初、松本で確認

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リンゴ黒星病の薬剤耐性菌 長野県内初、松本で確認

「リンゴ黒星病」に感染して黒い病斑が生じたリンゴの果実(県農政部提供) 「リンゴ黒星病」に感染して黒い病斑が生じたリンゴの果実(県農政部提供)

 長野県農政部は、リンゴの病気「リンゴ黒星病」を防除する農薬を効かなくさせる「耐性菌」が、県内で初めて確認されたと発表した。国内では、平成28年の青森県に続き2例目となる。

 同部によると、耐性菌が確認されたのは、松本地域にある2カ所の農園。県外から購入し、昨年秋以降に植えた苗木で感染があった。同地域の数カ所の農園でも、感染が疑われる苗木が見つかったという。同部が専門機関に依頼し、検査を進めている。

 リンゴが黒星病にかかると、葉や果実に黒くすすけたような病斑(びょうはん)が生じ、栽培農家では、農薬「DMI剤」を使用し、防除するケースが多い。

 黒星病は、原因となる菌の胞子が風に乗って他の木に移るために発生する。感染力が強いのが特徴で、青森県では、被害の拡大が懸念されている。

 同部は、DMI剤に代わる他の殺菌農薬で代替できるとして、防除の情報を掲載したチラシ1万3千枚を栽培農家に配布した。一度感染した苗木は、伐採が必要なため、疑わしい状態の苗木を見つけた場合、最寄りの県農業改良普及センターに相談するよう呼びかけている。