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湖底遺跡、ロボで調査 びわ湖トラスト、海底地図作成へ

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湖底遺跡、ロボで調査 びわ湖トラスト、海底地図作成へ

 琵琶湖の環境調査などを行うNPO法人「びわ湖トラスト」(大津市浜大津)は、26日から6日間、水中ロボットを使用して長浜市沖の葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡に沈む土器の調査と海底地図作りを行うと発表した。

 同遺跡には、これまでの調査で縄文時代から平安時代にかけての土器が出土している。「なぜ時間がたっても湖底に埋まらないのか」や「なぜこの場所に土器が沈んでいるのか」などの謎の解明に挑むという。

 調査は、日本財団などが支援。国立研究開発法人の海上技術安全研究所と共同で調査する。同研究所が所有する自立型水中ロボット「ほばりん」を使用し、葛籠崎沖の約500メートルで、約9万平方メートルの湖底を写真撮影する。撮影した写真も貼り合わせ湖底地図も作る。

 立命館大の上席研究員(海洋物理学)で、びわ湖トラストの熊谷道夫事務局長は「琵琶湖底は歴史のタイムカプセル。湖底の調査で、周辺の歴史のほか、水中に土器が埋もれないメカニズムを解明したい」としている。