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ブロック塀に危険性14校 甲府市が再点検 「問題なし」10校非公表

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ブロック塀に危険性14校 甲府市が再点検 「問題なし」10校非公表

 県教委によると、大阪北部地震を受けて市町村教委に要請した小中学校のブロック塀などの状況確認で、20日に報告された26校のうち、問題があるのは14校だった。各市町村教委を通じて注意喚起した。甲府市10校、山梨市2校は「通行の危険がない」と判断した。

 甲府市は21日、県教委に前日報告したブロック塀に亀裂などがある13校について、教育施設課が再点検を行った。この結果、新たに舞鶴小の校庭南側と隣接する民地の間で設置したブロック塀で危険性が高い亀裂を確認した。

 同課によると、長さは2~3センチで、割れている状態という。撤去の方向で対応を検討する。当面は周囲をコーンで囲み、児童に近寄らないように指導する。

 このほか、石田小のプールのブロック塀で、老朽化による多数の亀裂を確認。地面からの高さが約3メートルで、現行の建築基準法で上限とする2・2メートルを超えて不適合の状態だった。ブロック塀を支える控え壁も設置せず、同法違反の可能性が高く、近く撤去する。

 西中のプールでも、ブロック塀と控え壁の間に約1センチの亀裂があり、近く修繕する。

 点検で問題なしと判断した10校の校名は、「教職員の緊急点検で危険性の判定が不明確。あえて危険でないところを危険であるかのように発表すると、児童・生徒や保護者の不安をあおる」と公表しなかった。

 報告を集約した県教委も「甲府市教委が公表しない校名を県教委で勝手に公表できない」としている。

 同市は21日から小学校、中学校と市立甲府商業高校の計37校で、ブロック塀が建築基準法に適合しているか調査を始めた。

 富士河口湖町も同日、小立小のプールと道路を隔てるブロック塀の撤去を決めた。町教委によると、大きなひび割れなどは目視できないが、設置から約40年で老朽化し、壁を支える控え壁もなかった。町は9月以降に撤去する。フェンスなどの設置を検討している。